体験レポート

体験レポート

東邦音楽大学 管弦打楽器専攻(トロンボーン) 三浦さん

研修期間

5月6日(金曜日)
お昼前に成田空港に集合。みんな余裕をもって集合でき、スーツケースの重さがギリギリだという話をしつつ、フライトの時間まで過ごす。オーストリアからの飛行機が遅れる関係で1時間程フライトまで時間があり成田空港内の免税店で時間をつぶす。約12時間のフライトは映画を見たり休養をとったりする。8割方ロシアの上空を飛んでいる。バスに乗って東邦ウィーンアカデミーに到着。フラフラになりながら説明を受け1日が終了。
写真:東邦ウィーンアカデミー中庭より

5月7日(土曜日)
時差の関係で夜中に目が覚めてまた寝ても早朝に目が覚めました。とても気持ちがいい目覚めで、窓の外はとても澄んだひんやりとした空気でした。朝ごはんの後に中庭に出て感じた空気は感動的でした。
この日はバスでウィーン市内をクロースさんにご案内していただきながら見てまわりました。初めてみるシェーンブルン宮殿やウィーン国立歌劇場、ベートーヴェンやブラームスの埋葬されている中央墓地はひとつひとつがとても新鮮でした。
夜はウィーン国立音楽大学の学生のベートーヴェンのピアノコンチェルト、マーラーの交響曲第5番の演奏を聴きました。
ウィーンの音大生のレベルの高さを感じ、自分も楽器が吹きたくなりました。
写真:シェーンブルン宮殿

5月8日(日曜日)
午前中は後日観に行くオペラ「フィデリオ」の予習と林先生の楽曲分析の授業でした。林先生の授業はとても興味深く専攻している実技にも直結して考えられる楽しい授業でした。お昼を食べて少し休憩し楽器の練習をして外出しました。ヒーツィングの駅前にあるアイス屋さんで友達とアイスを食べチョコレート味の濃厚さにとりこになりました。
この日はとても天気が良く真夏のような暑さでした。
昨日、みんなで行ったシェーンブルン宮殿に4人で行き、宮殿に行くまでの広い道や昨日は行かなかった裏側にも行き、ゆっくりできました。いろいろなところへ散策するのがとても楽しかったです。
 
午後はカールスプラッツへ出かけました。特に何をしようと決めていなかったのですが、カールスプラッツへ出たときに客寄せのモーツァルトの装いをした人に声をかけられ、有名な曲をたくさん演奏する演奏会だというのと、たくさんの演奏会へ行きたいと思っていたので少し値段が高かったのですが、学割で安くしてもらい行くことにしました。
室内楽の演奏会で、曲によって歌が入ったり、バレエが入ったりする楽しい演奏会でした。
特に歌のソプラノの人の響きのある声がとても柔らかく、全て響きだけでうたっているようでとても感動しました。弦もひとりひとりの響きが全く違ってウィーンのすごさを感じました。帰りの電車で友達とこれがすごかった!と話すのもまた楽しかったです。
写真:カールスプラッツの空

5月9日(月曜日)
この日は朝食をつくり、ある程度の片付けをし、初めてのレッスンでした。
ヤイトラー先生と初めてお会いし、はじめはとても緊張していたのですがとても優しく、わかりやすく教えてくださりリラックスして受けることができました。日本で先生に言われることとまた違った視点からご指摘くださり、とても勉強になりました。先生と3人でトリオの練習をしたのもとても楽しかったです。またヤイトラー先生の自伝本をいただきとても嬉しかったです。
午後は同じトロンボーン専攻の先輩と近くのカフェに行き、ウィンナーコーヒーを飲みアイスを食べました。ウィーンでのコーヒーは苦手だったブラックコーヒーもとても美味しかったです。
写真:ウィンナーコーヒー

5月10日(火曜日)
朝食で美味しいハムを食べ、朝からとてもいい気分でした。
残りのお金を計算し、どれくらい使えるかを計算し、また練習をし、少し寝て、テューバのレッスンの聴講に行きました。違う楽器でしたが、とても勉強になりました。
少し1週間の疲れがたまっていたので睡眠をとりました。
 

5月11日(水曜日)
この日は大学のトランペットでウィーンに住んでいる先輩にウィーンを案内していただきました。楽器屋さんに行ってマウスピースを試奏したり、音楽雑貨屋さんに行って楽譜を見たり、小さな教会に行ったりしました。また、実際にウィーンで住んでいて、大学時代に何をやっていたらいいか等たくさんのお話をしてくださいました。
また、ウィーンの街で吹奏楽の演奏をしていました。先輩のお話の中にウィーンの人って音楽自体を純粋に楽しんでいるから日本人も見習わなきゃねというものがあって、その通りだなと思いました。
いろいろと音楽について考える1日でした。
夜はみんなで予定した『フィデリオ』へドレスコードがあるため正装で行きました。とてもいい席で、歌手の表情まで見えとても楽しめました。手元にドイツ語と英語の歌詞の訳のガイドがあったのですが、事前に授業で林先生に教えていただいていたのでわかりやすかったです。最後のシーンの皆で喜びあう、合唱の場面は舞台もすごく壮大で感動しました。
写真:ウイーンの街で行われていた吹奏楽の演奏会

5月12日(木曜日)
トロンボーンの2回目のレッスンを受けました。1回目と少し良い方向に変わったと言っていただけてすごく嬉しかったです。またトリオをテューバの先輩に加わってもらい、学生だけで演奏することになりました。
夜は、乾燥で喉が少しおかしくなっていたので薬屋さんに行きビタミンCを買いました。たくさん睡眠をとりました。

5月13日(金曜日)
宿舎の近くのスーパーでジュースやヨーグルトを買って練習をして午前中はゆっくりしました。午後も皆で演奏を聴きに行くための集合時間まで、近くのホテルのwifiで日本と電話をしたり連絡をとったりしました。
ウィーンの美味しいごはんですが、日本食が恋しくなってきていた頃に皆で演奏会に行く前にレストラン日本橋へ行きました。
煮物がとても体にしみました。鮭茶づけなどどれも全ておいしくて日本食のありがたさを感じました。その後皆で楽友協会でのウィーンフィルの演奏をききにいきました。金管がとてもすてきで感動しっぱなしでした。
写真:夜のウィーン楽友協会

5月14日(土曜日)
朝からトランペットのレッスンの聴講をして先生のアットホームなレッスンでとても楽しいレッスンでした。先生のトランペットの音がとてもエネルギッシュで音色はとてもきれいで、考え方などを聴いていると、トロンボーンでも共通していることがたくさんあり、早くトロンボーンを吹きたいと思いました。
午後はカールスプラッツへお土産を買いに出かけました。海外のスターバックスでは名前を書いてくれるときいていたので行ってみました。本当に名前を書いてくれたのですがうまくききとれなかったのか少し海外チックな名前になって面白かったです。wifiをつなぐためにマクドナルドへ行きしゃべっていると2人の男の子と仲良くなり日本語でずっと話していました。海外に友達ができてとても嬉しかったです。その後、教会でのトランペットのソロの演奏会へ行きました。教会中にトランペットの音が響いてとても素敵な時間でした。また、そこで先生が教えてくださったイメージのことがこのことか!と明確になりました。帰りはとても幸せな気持ちでした。

5月15日(日曜日)
1日、ヴェートーベンのくらした家や「田園」が生まれた場所や実際にヴェートーベンが散歩していた道を歩いたりしました。とても空気が澄んでいて気持ちよかったです。ヴェートーベンの髪の毛やデスマスク、遺書も見ることができました。
お昼はカフェ モーツァルトでスープやホワイトアスパラガスを食べ最後には自分たちで好きなケーキを食べました。
その後、美術史美術館へ行き数多くの美しい絵画をガイドのクロースさんの解説つきで見ました。また、違うゾーンにミイラ展も開催しており日本ではなかなか見られないような経験ができました。
その後の自由時間でカフェ デメールへ行き、元祖のザッハザッハトルテを食べました。エスプレッソコーヒーがちょうどよくなる甘さでした。昨日行ったマクドナルドへ再び行き、新しくできた友達にみんなで日本の文化や日本語を教えたり、逆に教えてもらったりしました。国際交流がとても楽しかったです。

5月16日(月曜日)
最後のレッスン日でした。教会で聴いたトランペットをイメージしながら先生の前で吹くと、先生は「前回と全く違うね!すごくよくなった!」とほめてくださいました。演奏会で聴いたものが自分の中でうまくリンクしてあの演奏会に行ってよかったなと思いました。
その後、しばらく練習し、夜は近くのお店へスペアリブを食べに行きました。とてもボリュームのある見た目ですぐにお腹がいっぱいになってしまいましたが、どの料理もとても美味しかったです。とくにホワイトアスパラガスがちょうど時期だったので甘くてやわらかくて美味でした。お腹がパンパンで夜寝るまで苦しかったです。
写真:とてもボリュームのあるスペアリブ

5月17日(火曜日)
まちにまったザルツブルク研修の日です。天気はコロコロと変わるようで不安だったのですが、バスを降りるころにはくもってはいたのですが雨はやんでいました。
最初にモーツァルトのお母さんの生まれ育ったまちへ行きました。
湖が近くにあり、湖の向こう側にはアルプスの山々が連なっていてとてもきれいでした。水もとてもきれいでした。
お昼はレストランでスープと肉料理を食べたのですが、出てきたミネラルウォーターがとにかく美味しくてとても幸せでした。アルプスの水で水の甘さがとても美味しくずっと飲んでいたい気分でした。
その後、バスで見ていた「サウンド・オブ・ミュージック」のロケ地へ行き、ドレミの歌をうたっていた噴水広場へ行きました。その後、本格的なチョコレートを買ったりザルツの塩を買ったりとお土産を買いました。
この日でガイドのクロースさんとはお別れ。さみしかったですが、最後まで明るくおもしろく、ガイドさんがクロースさんでよかったなと思いました。

5月18日(水曜日)
ウィーンで自由行動できる最後の日。
ヒーツィングの近くでゆったりとすごし、カフェで美味しいカフェラテをのみ、夕方からオペラ「ローエングリン」を見に行きました。第一幕に間に合わず、途中からスクリーンで見て、二幕から立ち見でみました。ブラスでも演奏したことのあるエルザの大聖堂への行進が流れてきたときには鳥肌ものでした。とても長いオペラですが、集中でき、短く感じました。行ってよかったなと思いました。
写真:ヒーツィング駅の橋から見える景色

5月19日(木曜日)
ウィーン最後の日。部屋のそうじやお風呂、キッチンのそうじをして2週間お世話になったウィーンアカデミーを後にしました。林先生ご夫妻ともお別れし、ウィーン空港でしばらく待ちフライトしました。とても充実した2週間でした。

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